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水と土の芸術祭は3つの柱で出来ています。

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2つの大河から生まれた新潟市。

新潟市は,食と花のまち,開港5港のひとつであるみなとまち。広域合併を経て政令指定都市となった新潟市には,さまざまな地域の個性が集まっている。この多様性を貫き,包含するテーマが「水と土」である。

新潟市は,日本一の水量と延長を持つ信濃川,日本最大級の水量と清流度を持つ阿賀野川によって生まれた。

この母なる2つの大河は,かつて出口を求めてさまよっていた。人は,その出口として,ある時は山をうがち,またある時は大地を削り,多くの放水路を造ってきた。世界に,これほどの数の放水路が存在する地域は他にないのではないだろうか。

また,司馬遼太郎氏が,著書「街道をゆく」の中で描き,かつて「芦沼」「地図にない湖」と呼ばれ た亀田郷には,低湿地が「湖」のように広がっていた。泥と格闘しながら行う厳しい農作業。一度大雨が降れば行き場を失って溢れる水。新潟市は今も市域の約4分の1がゼロメートル地帯である。

この地で先人は,多くの放水路を造り,かつて東洋一とうたわれた排水機場を築くなど,技術の粋を尽くして闘ってきた。そして今,数十もの排水機場が人工的に排水することによって,生活できる大地が存在している。

水と土との激しい闘いを経て,水と土と共に生きるまちを築いた新潟市。闘いの猛烈さ,それを乗り越えるための知恵は,日本一と言えるであろう。

これら先人の知恵と,大河が運んできた多様な土から生まれたのが,日本一の美田と美田が織り成す風景,食と花,そして,水と土との闘いで疲れた心を癒す神楽や祭りなどの伝統芸能である。

水と土に感謝し,先人たちに敬意を表し,ここから生まれた文化を大切にし,これら水と土の宝物のすべてを次の時代を担う子どもたちに伝えていきたい。そして,アートの力で新潟の素晴らしい水と土の文化を国内外に発信し,日本のどこにもない新潟の暮らし文化を広く世界に伝えていきたい。そういう思いから「水と土の芸術祭」を開催します。

対談

芸術祭をふりかえって

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